SISReCサマーショートセミナーの開催のお知らせ

認知神経科学者として日米でご活躍されているカリフォルニア工科大学 下條信輔教授を招き、SISReCサマーショートセミナーを開催いたします。無料でご参加いただけますので、事前登録の上、ぜひご参加ください。

詳細につきましてはこちらをご覧ください。

SISReCサマーショートセミナー
http://osku.jp/h0283

日時:2022年8月24日 14:30~16:00(講演および質疑応答)
会場:Zoomウェビナー(オンラインセミナー)
参加費:無料
定員:500名(先着順)
主催:大阪大学先導的学際研究機構 共生知能システム研究センター
   大阪大学国際共同研究促進プログラム「他者の中に自己をみつけるロボット -同調・脱同調に応じた意識ダイナミクスの構成論的理解-」
   JST CREST『脳領域/個体/集団間のインタラクション創発原理の解明と適用』

講演者:
下條信輔 教授 Prof. Shinsuke Shimojo
カリフォルニア工科大学(生物・生物工学部/計算神経システム)
California Institute of Technology (Division of Biology & Biological
Engineering / Computation & Neural Systems)

講演タイトル:
『チーム・フロー』その後 〜 回路で繋がっている場合、個人差と相性など
Team Flow – Unwired, Wired, and individual differences

講演概要:
フロー(ゾーン)と呼ばれる精神・神経状態については、すでにさまざまな研究が公刊されているが、われわれは世界に先駆けて、脳間の同期指標から「チーム・フロー」の神経対応を同定し、それが個人(ソロ)フローの神経対応や、単なる社会相互作用の神経対応とは、重なるものの異なるノードを持つことを示した(Shehata, et al., 2021)。また同期指標のみならず、情報統合理論(IIT)で意識の指標とされるファイが、脳間で高い数値を示すことをも示した。ここではその後の展開として、1)プレーヤー1の指の動きをプレーヤー2の動きに電気的・ないしは磁気的にリンクさせた場合(SONY CSL笠原俊一、田島大輔らとの共同研究)、2)チームフローにおける個人差と相性について報告するとともに、今後の研究の方向性を示す。

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