第二回 公開シンポジウム

下記の要領でJST CREST「脳領域/個体/集団間のインタラクション創発原理の解明と適用」の第二回 公開シンポジウムを開催いたします。どなたでもご参加いただけます。どうぞ奮ってご参加ください。

プログラム

  13:00 受付開始
  13:30 – 13:40 開会挨拶・プロジェクトチーム概要紹介
津田 一郎(中部大学 創発学術院 教授)
  13:40 – 14:15 創発原理グループ紹介
「複雑系科学からの創発AI:人工の心は現実の脳と対話可能か」
津田 一郎(中部大学 創発学術院 教授)
  14:15 – 14:50 脳領域間・ロボットグループ紹介
「リザバーコンピューティングから探る脳構造の機能的意義」
河合 祐司(大阪大学 大学院工学研究科 助教)
  14:50 – 15:00 休憩
  15:00 – 15:45 基調講演
「構成的発達科学の挑戦:認知発達ロボティクスからニューロモルフィックダイナミクスへ」
浅田 稔(大阪大学 大学院工学研究科 教授)
  15:45 – 15:55 休憩
   15:55 – 16:30 個体内/個体間グループ紹介
「脳内ネットワークの可視化:社会性の障害解明に向けて」
菊知 充(金沢大学 子どものこころの発達研究センター 教授)
   16:30 – 17:05 個体間/集団間グループ紹介
「いつ産むべきか −霊長類の出産季節性の起源を求めて−」
松田 一希(中部大学 創発学術院 准教授)
   17:05 – 17:40 集団内/集団間グループ紹介 
「エコーチェンバーと社会的分断:計算社会科学によるアプローチ」
笹原 和俊(名古屋大学 大学院情報学研究科 講師)
  17:40 – 17:45 閉会挨拶

基調講演

構成的発達科学の挑戦:認知発達ロボティクスからニューロモルフィックダイナミクスへ

浅田 稔
大阪大学 大学院工学研究科 教授

講演概要

脳と身体に宿る神経機構の本質を構成的に捉え、科学と工学のマクロにもミクロにも相互浸透的な動的循環による新たな学際的アプローチであるニューロモルフィックダイナミクスを紹介し、その課題を示す。神経計算の基盤からはじまり、人間との共生に欠かせない共感能力やモラルを生み出すに至る過程を検討する。作業仮説として人工痛覚を想定し、ミラーシステムを通じて、心もどきである「ココロ」の設計を試み、未来共生社会を描いてみる。

フライヤー