2023年3月11日にTKPガーデンシティPREMIUM名古屋新幹線口 バンケットホール7Aにて、本研究チームの最終公開シンポジウムを開催します。シンポジウム詳細と参加登録については、こちらをご覧ください。
作者別: CREST Interaction Principle
受賞:日本神経回路学会 論文賞
本チームメンバーの徳田助教らの下記の論文が、2022年度日本神経回路学会論文賞を受賞いたしました。 そのほかの受賞者はこちらをご覧ください。
Keita Tokuda, Naoya Fujiwara, Akihito Sudo, Yuichi Katori, “Chaos may enhance expressivity in cerebellar granular layer,” Neural Networks, vol. 136, pp. 72-86, 2021.
受賞:第11回藤原洋数理科学賞 大賞
本チーム代表の津田一郎教授が第11回藤原洋数理科学賞大賞を受賞いたします。
藤原洋数理科学賞は、現実社会に有益な応用を有する数学の理論を構築した研究者、あるいは社会の発展のために有用な数学の応用を見出した研究者を対象として、社会への貢献を顕彰することを目的に設立された賞です。
このたび津田教授の「カオス力学を基軸にした複雑系脳科学への先駆的な貢献」が評価され、第11回大賞の受賞に至りました。
授賞式が2022年10月1日に慶応義塾大学で開催されました。
受賞:日本霊長類学会 高島賞(学術奨励賞)
本チームメンバーの豊田有研究員(中部大学)が2022年度日本霊長類学会高島賞(第31回学術奨励賞)を受賞いたしました。
そのほかの受賞者につきましては、こちらをご覧ください。
イベント:SISReCサマーショートセミナーの開催
本チーム主催で、認知神経科学者として日米でご活躍されているカリフォルニア工科大学 下條信輔教授を招き、SISReCサマーショートセミナーをオンライン開催いたします。無料でご参加いただけますので、事前登録の上、ぜひご参加ください。
参加登録につきましてはこちらをご覧ください。
SISReCサマーショートセミナー
http://osku.jp/h0283
日時:2022年8月24日 14:30~16:00(講演および質疑応答)
会場:Zoomウェビナー(オンラインセミナー)
参加費:無料
定員:500名(先着順)
主催:大阪大学先導的学際研究機構 共生知能システム研究センター
大阪大学国際共同研究促進プログラム「他者の中に自己をみつけるロボット -同調・脱同調に応じた意識ダイナミクスの構成論的理解-」
JST CREST『脳領域/個体/集団間のインタラクション創発原理の解明と適用』
講演者:
下條信輔 教授 Prof. Shinsuke Shimojo
カリフォルニア工科大学(生物・生物工学部/計算神経システム)
California Institute of Technology (Division of Biology & Biological
Engineering / Computation & Neural Systems)
講演タイトル:
『チーム・フロー』その後 〜 回路で繋がっている場合、個人差と相性など
Team Flow – Unwired, Wired, and individual differences
講演概要:
フロー(ゾーン)と呼ばれる精神・神経状態については、すでにさまざまな研究が公刊されているが、われわれは世界に先駆けて、脳間の同期指標から「チーム・フロー」の神経対応を同定し、それが個人(ソロ)フローの神経対応や、単なる社会相互作用の神経対応とは、重なるものの異なるノードを持つことを示した(Shehata, et al., 2021)。また同期指標のみならず、情報統合理論(IIT)で意識の指標とされるファイが、脳間で高い数値を示すことをも示した。ここではその後の展開として、1)プレーヤー1の指の動きをプレーヤー2の動きに電気的・ないしは磁気的にリンクさせた場合(SONY CSL笠原俊一、田島大輔らとの共同研究)、2)チームフローにおける個人差と相性について報告するとともに、今後の研究の方向性を示す。
論文”On the Nature of Functional Differentiation: The Role of Self-Organization with Constraints”がEntropy誌のFeatured paperに選出
プレスリリース:人間の協力行動の進化に迫る −ベニガオザルで高度な協力行動を発見
本プロジェクトチームの個体間/集団間グループの豊田有研究員と松田一希准教授らの研究成果がプレスリリースされました。
野生のベニガオザルの行動観察と遺伝解析から、群れ内のオス同士が他のオスからメスを防衛するという協力行動を発見し、そのような協力できるオスは繁殖成功度が高いことを明らかにしました。
詳しくは以下をご参照ください。
出版:神経科学の教科書「Neuroscience in the 21st Century, 3rd edition.」の1章 “Dynamics in Neural Systems: A Dynamical Systems Viewpoint”がアクセプト
神経科学の教科書「Neuroscience in the 21st Century, 3rd edition.」において、本チームリーダーの津田一郎教授が執筆した1章 “Dynamics in Neural Systems: A Dynamical Systems Viewpoint” がアクセプトされました。本書はロックフェラー大学が企画したもので、発展途上国の医学生・医学研究者対象に無償配布されます。
出版:自動運転車の事故は誰の責任? 数学者が迫るAIと意識
プレスリリース:母親の読み聞かせの影響力 子どもが集中するのに伴い脳内ネットワーク強度も向上
本プロジェクトチームの個体内/個体間グループの長谷川千秋研究員と高橋哲也客員准教授らの研究成果がプレスリリースされました。
読み聞かせを聞いている時の子供の脳活動を幼児用MEGで計測し、読み手の親密性(母親かそうでないか)によって子供の脳反応が異なることが示されました。
詳しくは以下をご参照ください。